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紀州ボルコン杯in備前決勝トーナメント BLACK選手VSLive選手

ご無沙汰してます。うめ太です。

今回は2月11日にカードマイスターで開催された紀州ボルコン杯in備前についてです。

 

丁度一年前の2月、我々備前勢は和歌山で開催された紀州ボルコン杯に参戦してきました。

あれから1年。。。備前(岡山)でも派手にやろう!!!と思い、開催しました。

突発的な開催にも関わらず、10名の方に参加していただき、とても盛り上がりました。

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スイスドロー形式の4回戦で予選を行い、上位4名で決勝トーナメントを行いました。

今回は、その模様をカバレージ形式で書いていきます。

こういった記事は初めてなので、暖かい目でお付き合い下さいorz

 

では。決勝トーナメント1回戦、BLACK選手VSLive選手の模様をお届けします。

 

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先手はLive選手。初手はカーネル、ホワイト、エナジーライト、オルゼキア、ソルハバキ。

初動のエナジーライトと多色のカーネル

まずまずの立ち上がり。と言った印象。

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カーネルをマナに置き、静かに試合が始まる。

止まらない猛攻を繰り返し、古参メンバーを次々となぎ倒してここまで来たLive選手。

この大舞台でも鮮やかな攻めを見せてくれるのだろうか。


後手、BLACK選手。初手は獄門、アリス、伝説、伝説、エナジーライト。トップドローはアポデイ。

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備前勢の中でも古参メンバーとして、そして備前勢の中でも屈指の打ち手として、活躍し続けるBLACK選手。

持ち味の「鉄壁の守り」は今日も健在で、ここまで無敗という驚異的な成績でコマを進めてきた。

 

しかし、BLACK選手。アポデイをチャージし、少し溜息が出る。


BLACK選手の初手は豊富なドローソース+単発除去の獄門スマッシュ。

一見するといい初手のように見える。
お互いの初手から見える試合展開としては、BLACK選手が伝説連打で試合をリードし、その波に如何にLive選手が着いていけるか。と言ったところだろう。


しかし、BLACK選手は恐らくこう思ったはずだ。「初手にしては強すぎる。」

 

少し話題が逸れるが、紀州式ボルコンというゲームの序盤のスタートは4~5ターン目。

そして終盤となれば20ターン目近くまでのロングゲームがほとんどだ。


そしてお互いのデッキ内には「マナに置きたいカード」が一定数存在する。

例を挙げればサイレントスパークや墳墓、カーネル、ホワイトフレアなどだ。


プレイする頻度は比較的低いが、多色カードなのでマナ基盤として優秀なカードとなる。

これらのカード群は、終盤になればなるほど1ターン1ターンのトップドローが重要になってくる紀州式ボルコンにおいて、「早めに引いてデッキ内から排除したいカード」という少し難しい立ち位置に存在する。
但し、断じて不要なカードなどではない。

少し癖はあるが、「替えの効かないカード」であるが故に、必要になる場面は必ず存在する。

そして、そんな場面で即座にマナから回収してプレイする為にも、ある程度手札と場に余裕のある序盤にこれらのカード群を引いて、マナに置いておきたいカードなのである。

終盤の拮抗したバトルゾーンをひっくり返すオールタップ系。相手のマナを減らして、大型除去やニンジャストライクを腐らせる墳墓。相手を止めつつ自分の殴り手を増やす事ができる唯一の仕事人カーネル
どれも「勝つために必要」なカード達だ。


そして現在のBLACK選手の初手にはこれらのカード群が存在しない。
これでは毎ターンのマナチャージで有効札を起き続けなければならなくなってしまう。


本家のわか八郎さんもこう仰っていた。
「良すぎる初手は困りもの」と。


この言葉が色濃く現れた場面と言えるだろう。

 

閑話休題

ゲームは進み、Live選手が仕掛ける。
カーネル、伝説、レッドをチャージし、エナジーライトをプレイ。
その返しにBLACK選手はアポデイ、獄門、伝説をチャージし、ブレインタッチ。

Live選手の好スタートを許さない。


次ターン、Live選手は学校男をチャージし、4色揃えつつミルアーマを展開。先手の旨みを存分に生かしたスタートと言っても間違いない。

次ターンに伝説を打つ際、多色事故を起こさず動くことができ、盤面に一打点としてもプレッシャーをかけることができる。

ミルアーマとホワイト。オルゼキアの存在がまだ遠いので、2枚の除去が必要となる布陣を匂わせていく。


対するBLACK選手。ミルアーマを置きつつエナジーライトをプレイ。手札を潤わせ、Live選手の伝説ホワイトに備える。


Live選手。希望と勝利の伝説をプレイ。当然ホワイトが降臨。一気に盤面が緊迫する。
焼却能力を持つWブレイカーのホワイト、そして共に立つミルアーマ。このまま放置してしまえば、2ターン後にはゲーム終了を意識せざるを得ない。
ホワイト単体であれば最悪でも4ターンの猶予があることと比較すれば、このプレッシャーが如何に大きいか理解していただけるだろう。


BLACK選手にターンが渡る。この布陣を返せるか。最悪でもホワイトは処理しておきたい場面だ。
しかし、残念ながらBLACK選手の手札にはドローカードばかりで除去札がない。サーファーとゼロカゲが存在するが、現在マナは5。

渋々鬼スナイパーでミルアーマを除去し、ターンを返す。
BLACK選手、苦悶の表情。間に合うか。。。


対するLive選手、マナチャージのみを行い、ホワイトでWブレイク。Live選手の攻めが始まった。


BLACK選手、返しにカーネルをトップし、即座に召喚。ホワイトへの牽制を行う。


波に乗るLive選手、再び伝説をプレイ。ここで少し長考。オルゼキア、墳墓等を考慮してか、ホワイトは出さず。


BLACK選手、待望の7マナ目をチャージ。ゼロカゲでのホワイト処理を狙う。
そして、前のターンにLive選手の長考から手札にホワイトが複数枚存在するor攻め手が複数枚存在し、ゼロカゲだけでは処理が追いつかないと見て、サーファーでホワイトを追い返す。
更なる対抗策を引いてくるまでの命綱として、「負けないため」の重要な一手だ。


Live選手はここでホワイトを素出し。攻めの姿勢が崩れることはない。Live選手の手札にはサファイアが息を潜めており、ここからの怒涛の攻めでLive選手の持ち味が光る。


防戦一方になりかけていたBLACK選手。ここで遂に伝説をプレイ。Live選手の背中を追いかける。伝説の2ドローで学校男を引き当てた。BLACK選手は長考の末、ホワイトを出さずに学校男をプレイし、Live選手の攻め手を止めにかかる。
ここでしっかり相手の攻め手を捌いてから、自分の攻め手を通していく流れは、正にBLACK選手のプレイスタイルが現れた場面と言えよう。


Live選手は9マナ目となる墳墓をチャージし、後一歩でサファイアへ到達。

このターンは最終準備だ。と言わんばかりにデバウラからエナジーライト。

ブレインタッチやガンブラをケアしつつサファイアの睨みを効かせる。


対するBLACK選手はさらに伝説をプレイ。
ホワイトを出し、カーネル、鬼スナイパーと共に盤面を抑えにかかる。攻撃は最大の防御と言ったところか。


ここでLive選手、少し長考。
サファイアを出したいが、盤面を少し抑えられているので逆転されかねない。
ここは落ち着いて獄門スマッシュとエターナルガードでホワイトとカーネルを潰す。


BLACK選手、トップドローでジェニーを引き当てる。

光の速さでプレイし、Live選手のサファイアを叩き落とす。


Live選手もトップドローが光る。ブレインタッチ。
BLACK選手の手札から防御の要、ゼロカゲが落ちる。


BLACK選手、少し長考し、デッキ枚数を確認。BLACK選手の方が枚数が多い事を確認し、スパイラルゲートでジェニーを再利用。Live選手のブラックを落とし、攻め手を刈り取る。


Live選手、少し厳しくなってきたが、気合い掘をトップ。サファイアを回収し、再び攻めの姿勢を見せる。


BLACK選手、ここでファルピエロをトップ。ブレインタッチの再利用かホワイトで焼かれたリバースチャージャーを拾うか悩む。
Live選手の手札は4枚。
長考の末、ファルピエロからリバースチャージャーを拾い、リバースチャージャーでファルピエロを拾う。

マナゾーンにリバースチャージャーを置き、ストームクロウラーで使い回すプランを取れるよう伏線を張る。


Live選手は遂に切り札、サファイアを召喚。一気に攻め込む。


BLACK選手、ここで溜め込んでおいたハヤブサを使い、次ターンにオルゼキアをプレイ。Live選手のデバウラとサファイアを流す。Live選手に少し焦りが見えてくる。


しかし、Live選手の目はまだ死んでいない。トップドローはリバースチャージャー。
サファイアを回収し、BLACK選手の首を狙う。

 

対するBLACK選手、ストームクロウラーからリバースチャージャーを回収し、そのままプレイ。ゼロカゲを拾う。残りデッキが少なくなってきたこの場面。5000ブロッカーとゼロカゲの守りは厚い。

 

Live選手選手はここで勝負を掛けた最後の伝説。しかし、最後のホワイトが見えない。


BLACK選手はトップドローでガンヴィートブラスターを引き当てる。勝利へのラストピースが揃った瞬間である。


Live選手、ここでサファイアをプレイ。攻撃を仕掛けるもストームクロウラーがそれを許さない。最後の希望となるか。


BLACK選手、落ち着いて前のターンに引き当てたガンヴィートブラスターをプレイ。Live選手の攻め手を完全にシャットアウト。

 

Live選手のライブラリアウトにより、戦いに終止符が打たれた。


BLACK選手の勝利。決勝へとコマを進めた。

 

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以上となります。

次回は遂に決勝戦。BLACK選手VSフタバ選手の対戦をお届けします。

ではでは👋