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とにかく多趣味なので、いろんなジャンルのことを思いつくがままに書いていきます。

紀州ボルコン杯in備前 決勝戦二本目 BLACK選手vsフタバ選手

ご無沙汰してます。うめ太です。

 

お待たせしました。

紀州ボルコン杯in備前。決勝戦二本目の様子をお伝えします。

遅くなってすみませんm(*_ _)m

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

フタバ選手の大手で迎えたこの第2戦。

 

予選を3勝1敗で抜け、優勝への最短ルートを駆け上がるフタバ選手。


ここまで無敗で勝ち上がり、文字通り「最強」を目指すBLACK選手。

 

お互いの意地と意地のぶつかり合い。


お互いだけでなく、見ている我々ギャラリーにも自然と力が入る。
運命の2本目が始まった。。。

 

 

1本目を落としてしまったBLACK選手。後手を選択。

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先手フタバ選手の初手はホワイト、バブルトラップ、デバウラ、ホワイト、アクアサーファー。
アクアサーファーをチャージし、ゲームが始まる。
初手に多色カードがなく、ドローソースとなるカードもない。最低限の単発除去はあるが、苦戦を強いられる可能性が高い。。。

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後手BLACK選手の初手はサファイア、レッド、ホワイト、スパイラルゲート、サーファー。トップドローは伝説。
レッドをマナに置いてターンを渡す。
こちらもマナの色基盤となる多色カードが存在せず、増してや単発除去すらない。
それに加えてゲーム終盤で光るサファイアやスパイラルゲートが手札を圧迫している状態だ。。。

 

お互いにこの大一番で初手が悪い。
両者の顔から笑顔が消え、どこか焦りの表情すら感じ取れる。
第1戦の後、冗談混じりの談笑をしていた雰囲気が、もうこの場には無い。

 

もう後がないBLACK選手。ここからのトップドローに全身全霊をかける。

この祈りに見事にデッキが答えた。
BLACK選手、エナジーライトを引き当て、先に仕掛ける。
後手3ターン目。レッド、墳墓、サーファーとチャージし、エナジーライト。
獄門を引き当て、ひとまず安心といったところか。

 

対するフタバ選手。ここまでアクションがない。
色基盤はトップドローで引いてきたホワイトフレア、牢獄でなんとか確保してはいるものの、伝説、ジェニー、ブレインタッチなどの仕掛けを引けていない状態だ。

 

さらにBLACK選手が仕掛けていく。
後手5ターン目に伝説を発動。しっかりとホワイトを着地させ、ゲームを動かしていく。

 

ようやくフタバ選手のゲームが動く。
バブルトラップを発動し、ホワイトを除去。
デバウラを絡めてバブルトラップを複数回発動し、相手の息切れを見計らって、そこから仕掛けていくゲーム展開が見込めそうだ。

 

BLACK選手はここでブレインタッチ。
BLACK選手側が一方的にデッキ枚数が減っており、フタバ選手側の手札が多いとは言えないこの状況。
伝説連打よりも有効な仕掛けだと考える人は多いのではないだろうか。
この仕掛けが功を奏し、フタバ選手の手札からデバウラが落ちる。
フタバ選手の生命線とも言えたデバウラの損失。非常に強力一手だ。

 

しかしフタバ選手はそう簡単には折れない。
サイレントスパークを発動し、即座にリカバリーをかける。
やはりお互いに何かしら「持っている」のだろう。

 

BLACK選手はさらに攻める。ファルピエロでブレインタッチを回収し、光の速さで発動。
フタバ選手の首を狙う。
フタバ選手の手札からは、恐らく次ターンの発動がほぼ確定していたであろう、ブレインタッチが落ちる。

 

フタバ選手、若干押され気味なこの場面。気合い掘でデバウラを回収から即座にプレイ。

ブレインタッチを回収し、リソースを稼ぎにいく。

 

ここでBLACK選手の手が止まる。
マナチャージのみを行い、ターンを渡す。
嵐の前の静けさとでも言ったところか。

 

フタバ選手はここから攻勢に移る。
トップドローで引き当てたホワイトを召喚し、攻め手を確立する。

 

BLACK選手はここは落ち着いてオルゼキアでデバウラとホワイトを流す。

 

フタバ選手、ここで少し長考。
このまま無目的に攻めていくのは厳しいとの判断からか、リバースチャージャーからデバウラを回収し、プレイ。

獄門を回収し、ペースを整える。

 

BLACK選手、ここでジェニー。
ストームクロウラー、ハヤブサ、獄門、ブレインタッチ等が見え、少し長考。
フタバ選手の手札からハヤブサを落とす。
このタイミングでのピーピングハンデスは非常に大きい。
この後のお互い展開の中で、攻めに向かうか、防御に徹するかを決める際に大きな情報アドバンテージとして生きてくる。

 

余談だが、この2人のプレイのレベルは備前勢の中でも極めて高く、一手二手先を見据えたプレイがお互い当たり前になっているのかもしれない。
単純に攻める際に邪魔なハヤブサを捨てさせたように見えるこのシーンも、相手がハヤブサを捨てさせてきたから恐らく攻めてくる→受け札を構える→受け札を構えさせる動きを相手に強要することで、相手の攻め手の頭数を減らす→抱えなければいけない除去札が減る→相手の手札の濃度が上がる→ハンデスの有効性があがるetc。。。といった心理的なブラフ合戦になっているのではないだろうか。

 

ここでのフタバ選手のアクションはストームクロウラーからリバースチャージャーの回収。

そして一旦温存。
攻め手を繋ぐ役割、防御を固める役割、どちらも行うことが出来るこの場面に打って付けのカードをしっかりと温存していく。

 

ここでBLACK選手の鬼の一手。
ストームクロウラーでスパイラルゲートを回収し、自分の場のジェニーをスパイラルゲートで回収。
残った4マナを捻り、再びジェニー。
フタバ選手のリバースチャージャーを落とす。
完全にストームクロウラー展開からの回収をケアしていた動きだ。

 

フタバ選手、若干苦しくなってきたか。
ブレインタッチを発動。BLACK選手の手札から落ちたのはカーネル
フタバ選手、ここで少しため息が出る。

 

BLACK選手、ここで追撃のガンヴィートブラスター。
2度のジェニーで有効札を落とし、更に枚数を奪いにかかる。

 

フタバ選手の手札が遂になくなり、場はデバウラのみ。
トップドローで引いたホワイトを出し、ターンを返す。
攻め返せるか。。。

 

BLACK選手、しっかりと温存したサファイアを召喚。

気合い掘とバブルトラップで減った残り3枚のフタバ選手の盾を狙う。


フタバ選手、デバウラで守り、トップドローを祈る。
BLACK選手の場はサファイアとジェニー。盾は5枚。
対するフタバ選手の場はホワイトのみ。盾は3枚。

トップドローで除去札は。。。

 

惜しくもトップドローはジェニー。。。

BLACK選手があと1ターンサファイアを温存していれば。。。
まさに紙一重


BLACK選手の勝利。

決着は運命の最終戦に持ち越された。

 

エナジーライト伝説から始まり、ブレインタッチ2発、ジェニー2回、更にガンヴィートブラスター。〆はサファイア
まさに王道の攻めパターンを突き通したBLACK選手。
流石の試合展開だった。


次回、遂に決着。最終戦乞うご期待!